MEPがKIPの第六回サステナブル住宅賞 国土交通大臣賞に続き、第七回のサステナブル住宅賞の板硝子協会会長賞を受賞いたしました。兄弟で連続受賞となりました。
第6回サステナブル住宅賞(IBEC建築省エネ機構)の改修部門の国土交通大臣賞を受賞。
住まいの環境デザインアワードのビルダー・工務店部門の優秀家づくり賞に続き、ダブル受賞となりました。
第6回サステナブル住宅賞改修部門の国土交通大臣賞と、住まいの環境デザインアワードのビルダー・工務店部門の優秀家づくり賞のダブル受賞に際し、KIPを高く評価してくださった関係者の皆様に、お礼を申しあげます。
KIPは、埼玉県の飯能市にございます。飯能は、江戸時代に西の川から運ばれる良質な材木ということで名付けられた「西川材」(杉・桧)の産地です。
KIPの室内に取り付けられたパッシブ建具は、私の勤めます加藤木材工業で製作いたしました。弊社は大正9年、祖父にあたる加藤義市が、材木商として飯能の駅前に加藤材木店を開業したのを起源としております。
戦前は、西川材を扱わせていただき、戦後は大手の建設会社の協力会社として、主にマンション工事の室内用木製フラッシュ戸を納めてまいりました。
近年は、西川材を使った自社ブランド商品の開発も行い、製造工場からメーカーへ裾野を広げようとしております。
KIPの基本設計をしてくださった南さんとは、自社ブランドの木製内窓の開発中に、縁があって技術指導をいただいたことに始まります。
2010年に、自宅の至る所にガタが来ていることに気が付きました。自宅は亡くなった父が図面を引き、地元の工務店に建てていただいてから、40年近くが経過しております。
新たに建て直したらどうか!とアドバイスをくださる方もおりましたが、母親のことを思うと、父が設計した家を重機で新地にするのは忍びない。という考えがあり、南さんを訪ね相談致しました。
すると全面改修を行う中で、木製内窓に続く新たなパッシブ建具の開発を行ったらどうか?という提案をいただき、KIPの改修工事がスタートすることになりました。
工事は2012年5月の連休明けから始まり、当初5か月の予定で進めましたが、土台だけでなく1階の屋根の梁や桁、垂木・野地板までもがシロアリにやられていたり、想定外の事態に見舞われ、2か月ほど工期が伸びてしまいました。
その7か月に及ぶ長い工事期間に、携わってくださった杉坂建築事務所の関係者の方々、特に現場で汗を流してくださった職人の皆様の努力なくして、今回の受賞はなかったと思っております。
お蔭さまで、大変快適な空間に設えていただきました。
この快適な空間を、私達家族のものだけにしておくには、あまりにももったいない。KIPの取り組みを広くたくさんの方に知っていただけるよう、いろいろなイベントを計画してまいります。
都内から1時間ほどの郊外でございますが、ぜひ足をお運びいただき、快適な空間を堪能していただきたいと存じます。
このたび、大変素晴らしい賞をいただけましたこと、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
2015年02月23日 KIP施主 加藤 禎宏
リフォームを検討中の方 必 見 !
パッシブ《太陽・風を操る》リフォームの真髄を
住まい手の立場で報告してまいります。
只今、ホームページ充実中! 時々覗いてみて下さい。
快適住空間 木っぷ
のホームページでは…
このパッシブリフォームで実施された
新たな取り組みと、その成果を
住まい手の立場で報告してまいります。
見学を希望される方には、個別で対応を
させていただきます。
◎木っぷ KIP ニュース まずはここから… 冬 暖かく 夏 涼しい 木っぷ最新情報
◎イベント案内 見学会などのイベント情報 見学者の感想も…ご紹介
◎KIPから木っぷへ 改修工事パッシブ《太陽・風を操る》リフォームの経緯
◎太陽・風を操る 改修後一年の報告
◎加藤木材工業 会社案内 建具開発の経緯・最新情報と関連会社(KIPメンバー)紹介
◎パッシブ建具ラインナップ 改修工事に収めた建具(新開発扉)紹介とその性能測定報告と
◎気まぐれ写日記 施主の気まぐれで綴る写真日記(冬 暖かく 夏 涼しい 体感報告)
◎小エネ空間⇒省エネ空間 写真で綴る改修工事のビフォー&アフター南さんのコメントも…
パッシブリフォームの様子を加藤木材工業ホームページで紹介したものです。